【インターペット2024】気になった猫向けアイテム・サービスをレビュー

今年は気になっていた「インターペット2024(東京)」に、初めて参加してきました。

インターペットは、日本国内で最大規模のペットイベント。

セミナーや企画展もあり、ペットとの暮らしを豊かにするための情報を得ることができるイベントです。

今回は、イベント中に気になった猫向けアイテムや、サービスをレビューしたいと思います。

インターペットに参加した目的

今回は以下3点を重視して、参加しました。

インターペット2024（東京）の概要

コロナ禍も明け、イベントの規模も年々大きくなってきているようです。

2024年の東京開催では、6ホールの展示エリアに、739社もの出展がありました。

当日はくもりでしたが、気候的に暑くも寒くもなく、イベント日和でした。

私は猫ちゃんを外に出すのは嫌なので、6日にひとりで参加しています。

猫飼いさん向けの目印として、専用ステッカーが配布されてたのは良かったです。

1日券で参加しましたが、人気企業ではお昼になる前に、サンプル配布終了もあったようです。

サンプル目当てでなければ、ゆっくり回れる午後からの半日券でも良いかもしれません。

では、さっそくイベントで気になったものを見ていきましょう！

ケリーアンドコー　猫用総合栄養食・おやつ・ふりかけ

回った中で、話しやすそうな雰囲気と親切に説明いただけたのが、「ケリーアンドコー」さんです。

フリーズドライの総合栄養食、単一原料のトリーツ、ペット用ふりかけを展示していました。

生肉・内臓・骨、有機野菜・果物、スーパーフードを生のままフリーズドライすることで、

• 高タンパク
• 原材料が非加熱なため、栄養補助に向いている
• 自然な風味で、安心して与えられる

といった利点があるようです。

さらに、グルテン、穀物、充填物、人工保存料、着色料は一切使用されていないとのこと。

食物アレルギーのある愛猫・愛犬の、フードの選択肢としても良さそうです。

（※かかりつけの獣医師に相談の上、与えて良いか検討してみてくださいね♪）

実食の様子

猫用おやつ「単一原料チキンブレスト」のサンプルをいただきました！

1〜2cm程度の四角い形で、手で細かくできます。

においもキツくなく素材のままで、猫ちゃんも興味しんしん。

12歳シニアでも、少しずつ美味しそうに食べていました。

のどに詰まらせないように、注意しながら与えると安心です。

食べにくそうな場合は、水やぬるま湯を含ませても良いようです。

購入について

現時点(2024年5月)では、販売は公式サイトからの購入のみです。

公式HP：https://kellyandcompanion.jp

種類によっては事前予約が必要とのこと。

スクウェア・エニックス　ペットグッズブランド「SQEX Pets（スクエニ ペッツ）」

展示ブースの中でも大人気だったのが、こちらの「SQEX Pets（スクエニ ペッツ）」。

今回が初出展とのことです。

ブースは写真撮影の大行列ができるほど。

アイテムを遠目からざっと見てきたくらいですが

• 犬・猫用ウェア
• リード
• ベッド
• おもちゃ

などが展示されていました。

とくにスライム型のドームベッドなんて、見た目からして欲しくなってきます。

猫ちゃんが入ったら「かわいいinかわいい」で、毎日ﾆﾁｬｱほくそ笑んでしまいそう…！

バスターソードやデブモーグリの爪研ぎもありました。

スクエニならではのデザインで個性的なインテリアになりそうです。

• ドラゴンクエスト
• ファイナルファンタジー
• キングダム ハーツ

の人気の３作品で、今後はペット用グッズを展開していくようです。

購入について

ペット向けグッズは開発中のため、まだ販売されていません。

続報については、下記特設サイトまたはXから確認できます。

特設サイト：https://www.jp.square-enix.com/goods/pets/

X（旧Twitter）：https://x.com/SQEX_MD_GOODS

イベント中は、オフィシャルグッズ（アクスタ、ぬいぐるみ、文房具など）が売っていましたよ。

mofusand にゃんこふりかけ（かつお×とり）

ぶらぶらしているときに発見し、ブースにかけ込んだのが「mofusand(モフサンド)」。

出展しているのに気付かずノーマークだったので、思わず2度見しました。

なりきりコスチュームをシュールにかわいく着こなす「サメにゃん、エビにゃん」などが有名だと思います。

そんなmofusandから、なんと「猫ちゃん用ふりかけ」が発売されるようです！

見た目がゆるっとしているので、中身が気になりますが…。

「焼津産のかつお節と、とりささみを使用した無添加・減塩の本格的なふりかけ」のようです。

おやつとしてはもちろん、ご飯の食いつきを良くするためのトッピング使いにも良さそうです。

購入について

2024年9月〜10月に販売予定とのことで、現在準備中のようです。

続報については、公式サイトやXを確認すると良いでしょう。

公式サイト：https://mofusand-mofumofu-market.jp/
X（旧Twitter）：https://twitter.com/mofusand_market

イベントでは、ひと足先にサンプルをいただきました。

森乳サンワールド　犬・猫・小動物用ミルク、フード、おやつ

出展企業リストを見て気になったのが「森乳サンワールド」さんです。

森永乳業グループとのことで、気になってブース訪問してみました。

商品説明をしてくださった担当の方が親切で、いろいろ教えてもらいました。

実は、世界初のパンダミルクを開発

全国の動物園・水族館で、高確率で使われているのが、「森乳サンワールド」の粉ミルク。

そして、世界初のジャイアントパンダ用ミルクの開発しているのには驚きです。

「他にも、クマ、海獣、ゾウ用ミルクもあります！」

と、ぬいぐるみとミルク缶を並べて、写真撮影しやすくしてくださる優しさ☺️

”猫ちゃん向けはどんな感じですか？”といった質問にも、申し訳なさそうに

「ワンちゃん向けの商品は多いのですが、猫ちゃん向けは残念ながら取り扱いは少なくて…」

と、丁寧に回答いただけました。

むしろ何も知らず、のんきに説明を聞きに行ったことを謝りたくなる親切さです。

「乳」研究に特化しているからこそ

• ラクトフェリン
• 動物用ビフィズス生菌
• ミルクオリゴ

といった、健康維持のための成分が配合されている商品が強みとのことでした。

他にも、動物病院向けの療養食や、低アレルゲン商品の取り扱いもあり、ラインナップは多い印象です。

詳しくは、公式サイトをチェックしてみてくださいね。

公式HP：https://www.morinyu-pet.com

エステーペット　実感消臭シリーズ

こちらもぶらぶらしているときに、ふらりと寄ってみた「エステー」さんのブース。

最初、緑色が目立つパッケージに

と思い立ち止まっていたら、担当者の方が「近くにどうぞ〜」と案内してくれました。

並んで展示されていた「ニャンとも清潔トイレ」の新商品かと思って話を聞いてみると…

そこで、軽く衝撃を受けることに。

花王の「ニャンとも清潔トイレ」が、エステーペットブランドへ

猫がいる家で一度は使ったり、見ることが多い「ニャンとも清潔トイレ」シリーズ。

気付かなかったんですが、じつは花王さんからエステーさんに事業譲渡されるようです。
（正式譲渡は2024年6月1日から）

「ニャンとも清潔トイレ」をきっかけに、エステーは新しく「エステーペット」ブランドを立ち上げます。

そこで初めて手がけたのが、猫ちゃん向けトイレ商品「実感消臭シリーズ」とのこと。

参考

エステー株式会社,花王株式会社の「ニャンとも清潔トイレ」事業譲受に関するお知らせ(2023年12月11日),https://www.st-c.co.jp/news/newsrelease/2023/20231211_002001.html

エステーが取り組む、保護ネコ応援プロジェクト

「空気をかえよう」をスローガンに、消臭・除湿商品に特化しているエステー。

ニオイの解決だけでなく、犬猫の飼育放棄の問題を解決するための一歩として

2022年2月より「保護ネコ応援プロジェクト」を始めているようです。

イベントでは「保護ネコ応援プロジェクト」デザインのノートと、実感消臭シートのサンプルをいただきました。

イベントならでは　セミナー聴講（撮影禁止）

最後に、イベントセミナーの話を聞いてから帰宅しました。

登壇者は、AIM研究の宮崎徹さんです。

↓以前書いた、宮崎徹さんの本のレビューはこちら

猫の腎臓病薬の研究について、以下の進捗状況を話していました。

※あくまで仮の予定です。

↓その後の「猫の腎臓病薬」について、開発状況をまとめた記事はこちら

AIM薬がいつごろできるのか、さらっと確認したい人にオススメです。

インターペット2024を終えて

履き慣れたスニーカーで行きましたが、歩きすぎてめちゃんこ疲れました。

さて、イベントの良い話だけでなく、良くなかった点も挙げていきます。

良くなかった点

公式アプリや、サイトの出展者検索が使いづらい

どうにも使いづらい印象です。

「とりあえず猫向け用品・サービスを扱っている企業をさくっと知りたい」ができなかったです。

具体的には「猫用フード、猫用おもちゃ…」と細かく見ていく必要があり、全体把握がしづらい。

見たいアイテムやサービスが決まっているなら、便利かもしれません。

結局「パンフレットの一覧データを見る」のが一番早かったです。

フードコートがカオス

当たり前ですが、キッチンカーやフードコート店舗は大行列です。

テーブルや椅子が大量の荷物置き場（？）になっていたり、団体ごとに席が占領されていました。

一休みするなら、展示ホール外にベンチがたくさんあり便利です。

また、ホールを出て少し歩いたところに飲食店があります。

そちらで長めの休憩をとりました。

アレルギー症状が出やすい人には、つらいかも

想像以上にワンちゃんが（猫ちゃんも）一緒に参加しています。

買い物中に、意図せずワンちゃんと接触することがありました。

念のため、抗アレルギー薬を持っていくか、飲んでから会場に行くと良いでしょう。

おわりに

はじめて参加したインターペットでしたが、たくさん刺激を受けました。

人や人と暮らす動物も、環境は日々変化します。

ありがたいことに、愛猫・愛犬の「老い」に着目した商品やサービスも多くなってきました。

また、イベント価格で気になったものを試したり、購入できるのも魅力です。

チケットは必須ですが、半日からでもイベントに参加できます。

気になった人は、次回に足を運んでみてくださいね！